更新日:2012.03.03
~今年のさくらの開花は平年並みかやや遅め~
温かな陽気に春間近を感じる日もあれば、真冬に戻ったかのような猛吹雪の日もあり、春の訪れはもう少し先のようです。
さて、さわらびでは2年程前よりご利用者様のリラクゼーション療法の一環として「足湯」を行ってきました。
そんななか昨年、岡谷市水道課様より岡谷市温泉スタンドの利用促進を図る試みのひとつとして「配湯サービス」の話をいただき、12月14日に温泉の運搬による「足湯」が実現。
「温泉は気持ちいい。ぜいたくだね」「うれしい」・・・というご利用者様のお言葉。
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お体のご丈夫だった頃は温泉を楽しまれていたというご利用者様のお声・・・
もう一度温泉に行ってみたいと、今は歩くことがままならないご利用者様のお声・・・
そんなお言葉を拝聴するなかで、何とかならないものかと・・・
定期的に決められた時間のなかで温泉スタンドまで行き、さわらびとの間を往復運搬することは、温泉スタンドから離れた場所に位置する施設にとって簡単なことではありません。
思案するなか、年が明けた1月5日地元の新聞社に「温泉運搬ボランティア」の募集を行わせていただきました。
市内の男性から、私でできることなら・・・ 本当にありがたいお言葉でした。
1月27日より毎週金曜日の午後、各階で馴染みの温泉による足湯が実現に至っております。
毎週金曜日の午後 寒さ厳しい日、大荒れの天気・・・どんな天候にもかかわらず、ポリタンクに分けられた200リットルもの熱熱(あつあつ)の温泉湯をお届けいただいております。無償の奉仕に唯々感謝、感謝、感謝です。
温泉独特の臭気に包まれ、もう温泉を楽しむのは無理と思われていたご利用者の皆様に喜んでいただけることをとても嬉しく思い、温泉の温かさと「人」の温かさに厳しい寒さを忘れ、何ともいえない「ホッ」とするような表現のしようのないそんな時間が流れています。
いよいよ 3月
長かった冬が明け、フキノトウが土から顔を出す日ももう間近と思います・・・。