介護老人福祉施設 さわらび

~東日本大震災復興チャリティーイベント さわらび夏祭りのご案内~

更新日:2012.08.21

                     東日本大震災 復興チャリティーイベント

          さわらび夏祭り ~2012 さわらびの夏~

      (企画  :  2012 さわらび夏祭り実行委員会           協力 : ㈱ 未来創造社)
                   
                                                        テーマ
                      「 絆 」       

今年の夏祭りのテーマ「絆」には祭り実行委員会のメンバーをはじめとする職員の思いが込められた一文字であります。
  私たち職員はご利用者様のお一人お一人様と、広い世界、長い歴史のなかで出会ったご縁があります。そして、その頂いたご縁のなかで私たち職員は多くの感動をご利用者様から頂いています。日常のなかでみられるご利用者様の笑顔もそうですが、ほとんど話をされなくなったご利用者様から発せられた一言や、重度の認知症を患われたご利用者様の一瞬の笑顔も、例えその喜びが数分後には忘れられようとも、その全ては私たち職員の「力」になっています。
 私たち職員とご利用者様との「絆」、ご利用者様とご家族様の「絆」、出会うこととなった、いただけた全てのご縁に心から感謝し、「ご縁」を「絆」にかえて「さわらび」が全ての方にとって心温まる心地よい場所でありたいと思います。
 さて、膨大な被害と多くの犠牲者を生んだ東日本大震災から一年半余りが経ちます。
施設では、これまで震災直後の福島県南相馬市からの被災者(要介護高齢者)の受入れや、宮城県気仙沼市の避難所への介護職員派遣などの活動を微力ながら行ってまいりました。
 それら被災者の方々との時間を共有するご縁をいただくなかで震災復興への思いは高まっていったように思います。
 住み慣れた故郷である福島県を離れ、1年2ヶ月あまりを「さわらび」で過ごされたご利用者様は、放射能による土壌汚染のため帰郷をあきらめ遠く茨城の地に生活の場を移されることとなりました。
  遠く離れ、ところ変われども空はつながっているように、私たちとそのご利用者様との「絆」は今なお、結ばれていることと思っています。
 震災の傷はあまりにも大きく、今も尚未だ癒えることなく被災者の皆様のご苦労は大変なことと思います。
 祭りを通じ、本来あたり前にある故郷や家族があることの幸せを参加される皆様と共有すると共に、祭りの収益金は震災の義捐金としてご縁いただいた福島県南相馬市へ寄付させて頂くことといたしました。
 多くの方の良きふるさとの地が、いつでも在る場所として一日も早く復興されますことを心よりお祈りいたします。
 祭りのメインアトラクションには、地域で「復興チャリティーコンサート」を重ねる「二胡」奏者の津閣(シンカク)さんをお迎えし二胡演奏をお楽しみいただくほか、地域の未来を担う子供たちの踊り、職員のアトラクション、受付での非常食の配布など盛りだくさんの内容を揃え、ご家族様ほか皆様方のご来場をお待ちしております。

                                                                    キーワード 
 復 興 
 チャリティーコンサート   津閣(シンカク) 二胡演奏
 津閣・・・二胡の学舎として名高い北京師範大学音楽部二胡専科では国家一級演奏家・王宣勤先生に師事。北京暢想オリンピック杯二胡演奏金賞ほか受賞多数。2010年来日。2012年ドイツ・ベルリンフィルコンサートホールにて公演。中国国遼寧出身。高山賢人と組む二胡ユニットSHIN+(シンプラス)を結成し現在各地で復興チャリティーコンサートを開催中。デビューCD「絆のチカラ」は元H2Oの赤塩正樹氏が東日本大震災を受け「日本を元気にする曲をつくりたい」と作曲。

【県内今後の活動予定】
 9月16日 長野市大門ホール 
10月12日 茅野市市民館コンサートホール
 未 来 
 今井区子ども花笠踊り 
 「ふるさと」のこれからを託す子どもたちの可愛らしく、勇ましく、そして華やかな花笠踊りをご披露いただきます。
 伝 統 
 太鼓と神輿のオープニング
 昨年のフラメンコに続き、もう一つのさわらび職員有志による太鼓サークル「美女と野獣」の勇ましい太鼓の響きのなか、祭り実行委員長を筆頭にした祭り神輿で開宴となります。神輿の担ぎ手は日頃のボランティアの皆様のご協力もいただく予定です。
 
お楽しみ企画
 踊りの由来は江戸時代初期にまで遡るとか・・・。職員がこの日のために稽古を積み重ねたコミカルな民族舞踊をお楽しみいただきます。
 郷 土 
 郷土料理
 
大切なふるさと ふるさとがあるからこそ懐かし楽しめる料理があるものと思います。
ホールには熱々の「鯉こく」をご用意いたします。諏訪地方では伝統的に食され続けている「ふるさと」の味です。骨の形状などからご高齢者に召し上がっていただくことが敬遠されがちな食材のひとつと思いますが、栄養士、調理スタッフなどによる特殊な調理法をもって、当日はご提供させていただきます。その他にも五平餅、天よせ、煮物、季節のテンプラなど郷土に馴染み深い極上の料理をお楽しみいただきます。
 母の味 
 佐藤様のおやき
 お体が不自由とならなければ、その味は今も多くの方々に振るまわれ喜ばれたことと思います。
昨年、そのおやきづくりをご一緒させていただく機会をいただくなかで「今まで多くのおやきを食べてきましたが誰もかなわない母の味です」とおっしゃられた娘様のお言葉が忘れられず、もう一度多くの皆様に召し上がっていただきたいと思いこの度ご利用者様にお願いいたしました。「手が痛くてつくれない」と話されるご利用者様から教えていただきながらつくるおやきです。母の味には到底及ばないものと思いますがご賞味ください。
 山岡様のお漬物
 「漬物おばさん」と近所で呼ばれていた山岡様。畑でつくった野菜で一年中漬物をつくられては、美味しくできあがったものを方々に振るまわれていたそうです。今回のお祭りに漬物をお願いさせて頂いたところ、快くお引き受けくださいました。そして、漬物のことをいっぱい教えてくださいました。ご病気により片手での調理となりますが、「漬物おばさん」の手の入った、ここ「さわらび」でしか味わえないお漬物の味をご用意させていただきます。
 

                                  日  程

 開催日     8月25日(土) 午後3時開宴 (受付開始 午後2時30分)

 会 場     介護老人福祉施設さわらび 1階多目的ホール(地域交流スペース)

参加費     1,200円

その他     ・ わたあめ、ドリンクサービス、ヨーヨー釣りなどの屋台もあります。
          ・ 受付にて非常食の配布を行います。
          ・   CD「絆のチカラ」が当たる抽選会も予定しています。

問合せ     電話 0266-21-1180   

 ※ 一般の方で参加をご希望される方は事前にお問い合わせください。
 ※  当日、内容の変更がある場合がございます。

 
  祭りの収益金は東日本大震災の義捐金として福島県南相馬市へ寄付いたします。 

 
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                           パンフレット        
 

                                                        →  こちらとなります 

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