更新日:2017.12.27
12月もあとわずか、年の瀬も押し迫ってまいりました。
身に染みるような寒さの日も増え、なにかと気忙しい中ではありますが、体調には十分気を付けたいものです。
さて、今年度さわらびでは、地元小学校の3年3組のみなさんにお越しいただき、
8月、11月、12月と全3回にわたって交流会を開催していただきました。
その様子をご紹介いたします。
3年3組のみなさんは、今年の総合学習として「高齢者とのかかわり」をテーマに取り組んでこられ、
その一環として、さわらびで交流会を開催することとなりました。
地元小学校のみなさんから交流会のお話をいただいたのは、実は2度目。
2年前、さわらびで作成している「シルククラフト」や「竹細工」を通じ、
交流会や出張講座を開催したことをきっかけに、今回もご縁をいただくこととなりました。
2年3組の皆さんもご一緒に、さわらび1階のデイホールにて、太鼓や歌、踊りなどを披露していただきました。
さわらびをご利用されている方の中には、認知症などの脳のご病気をお持ちの方も多くいらっしゃいます。
認知症についての理解も深め、交流の際に生かしていただけたら、と、
『認知症サポーター養成講座』を生徒のみなさんに受けていただくことになりました。
認知症について正しく理解し、認知症の方を支える応援者である「認知症サポーター」に、3年3組のみなさんにもなっていただこう!
と、講師としての活動も行っている、さわらび職員3名が小学校に伺い、出張授業を行いました。
熱心に授業を受けられる生徒のみなさん。
認知症の方を演じる職員に、やさしく、ていねいに声をかけてくれました。
そして、認知症サポーターの証となる「オレンジリング」をつけて臨まれた、
ご利用者の皆様に喜んでもらいたい、とたくさんの準備をして来て下さる生徒さん。
回を重ねるごとに、声のかけ方や接し方がていねいになり、伝わりやすくなっているようで、
ご利用者様との会話も盛り上がっているご様子でした。
元気いっぱいの、かわいらしい生徒のみなさんの姿に、普段とは違ったご表情をされるご利用者の皆様。
やっぱり子どもの持つ力はすごいな、と思うのと同時に、
私たち職員ももっと頑張らなければ!と改めて感じさせらせました。
3年3組のみなさん、たくさんの元気と笑顔をありがとうございました。