40~50kg/1本くらいの大きさのマグロが施設のホールに横たわると、
利用者様の大きな歓声が上がります。
なかなか声を発しない方であってもそのマグロがさばかれる姿に集中し、
徐々に解体されていく様子を楽しまれております。
予算の関係もあり『本マグロ』というわけにはいきませんが、
毎年、近海で水揚げされた『生のキハダマグロ』をさばいていただきます。
スーパーで良く見るキハダマグロは、正直なところ見劣りしますし、
冷凍解凍されたその姿方から新鮮さを感じることはありません。
ところが、生のマグロは全く違います。モッチリとした食感、とはっきりとした旨みは
心から美味しいいと思えますし、本マグロよりも美味しいといっても過言ではありません。
利用者様にも結構大盛りで召し上がっていただくことができます。
ショー途中、、、中骨についた『中落ち』の試食タイムが結構人気です。
節分のつきものとは・・・
各施設様々な催しを行ったり、食事の風習があるようです。
ここ数年で恵方巻きはすっかり定着しましたし、
丸干しイワシもお馴染みになってきているようです。
この『丸干しイワシ』ですが、様々な言い伝えがあるようです。
一節によると、もともとは西日本の風習のようで、鬼を追い払う魔除けとして
節分の日の夜に柊の葉にいわしを指して玄関先につるしたというのが発症のようです。
利用者様にとって、昔からのなじみの文化や風習も楽しみの一つですが、
毎年やってくる施設ならではの暦を楽しんでいただけるような
食事サービスに努めていけたらと思います。
毎年、長野県の北信地域綿内地区で生産される
『綿内れんこん』を使用しこの企画を実施しています。
ところが・・・
今年は、とても不作・・・
まったくと言っていいほど出来ていない状況との連絡が入りました。
自然がたのみですし、こうした希少種の食材を使用させていただく上では
どうしても致し方がありません。
今年は、別の地域の県内産蓮根を使用させていただきフェアーを開催いたしました。
今回は、二人の栄養士さんのレポートを紹介します。
二人とも、其々の事業所の利用者様の状態像にあわせて蓮根の硬さを
克服するために試行錯誤した様子ですが、とても美味しそうに出来上がっています。
以外にも、『蓮根チップ』が人気だったということでビックリしました。
初午(はつうま)
***** 暦に因んだ食事を大切にする *****
今日は何の日???
福寿苑では、お食事をお出しする際、行事食や企画食でない日でも
季節感や暦を感じていただきたいということで様々な工夫をこらして
いるようです。
職員は、玄関先やユニット内のしつらえを整え・・・
栄養士は食材選定や暦に因んだ食文化をアプローチしたり、
食事レポートにへ添付しているような『カード』を食事におつけすることで
食を楽しんでいただこうと工夫しています。
同じメニューでも地域や施設によってアプローチの仕方は様々です。
どの職員も利用者様の喜びや笑顔につなげたい思いで仕事をしています。
職員の思いを形にした食の取り組みをもっと広げていけるように・・・
そんな一年にできたらと思っております。
この取り組みの今後に期待しています(笑)