令和２年９月３０日、平成会と岡谷警察署が協定を締結いたしました。

この協定の名称は、「行方不明者捜索オレンジネットワーク協定」。

岡谷警察署管内で認知症の方が行方不明になったとき、行方不明となった方の家族様等の同意があった場合に、平成会と岡谷警察署が相互に協力して捜索を行うという協定です。

この日、協定書への調印式が岡谷警察署にて行われました。

認知症の方が行方不明になったとき、少しでも早く発見しなければ、雨、雪、猛暑、厳寒という気候によって命が危険に晒されたり、車との衝突、転倒、転落といった事故によって命が危険に晒されることも考えられます。

平成会が岡谷警察署の初動捜索に協力することで、少しでも早く行方不明となった方を発見してお守りし、少しでも早く家族様に安心していただきたい。

その想いで、この協定を締結させていただきました。

今後、岡谷警察署から情報提供があった場合、警察と共に平成会の職員も施設から出動し、行方不明となった方の捜索に当たります。

私たち平成会は、日々認知症の方々に接する、認知症対応の専門家です。

認知症の方の行動には目的、理由があります。

その目的や理由を知ることができれば、行方不明となった方の早期発見に繋がります。

平成会が積み上げてきた知識や経験が、捜索にもきっと活きると確信しています。

地域の皆さまが、認知症になっても安心して暮らし続けられる地域づくりのため、平成会にできることは何か。

平成会はこれからも考え続け、実践してまいります。