知覚・感情・言語による包括的ケア技法

「素晴らしい！」「グッド！」

　2月26日、「ユマニチュード」ケア技法の創始者で、世界中で活躍されるイヴ・ジネスト先生との夢のようなオンラインミーティングが実現しました。

　「ユマニチュード」は、イヴ・ジネスト先生とロゼット・マレスコッティ先生の2人のフランス人が考案し、今もっとも先進的なケア技法として注目を集め、世界各地の介護や医療の現場で実践が進んでいます。

　平成会では、昨年より第1クールとして36名の職員が4日間にわたる実践者育成研修を受講し「ユマニチュード」ケア技法の技術習得に取り組んでいます。2月に予定した第2クールは新型コロナウイルス感染症の流行のため延期となりましたが、来年度も2クール72名の職員が受講を予定し、「ユマニチュード」を法人の標準的ケア技法として統一するための研修計画が進められることになっています。

　ミーティングにはイヴ・ジネスト先生をはじめ、国立東京機構東京医療センターの本田美和子先生、実際に現場で指導いただいたインストラクターの先生方にも同席いただき充実した2時間となりました。

　第1クールの研修を受講したそれぞれの事業所の職員からは、受講後の取り組みから生まれた成果が数多く報告され、また今後に生かせそうな多くの技術的助言をいただくこともできました。

　ジネスト先生は、私たちの取り組みについて、瞳をそらさず大きく相槌をうち、時にユーモアを交えながら、熱心に聞いてくださいました。そこにはユマニチュード技法がたくさん盛り込まれ、楽しくなごやかなミーティングとなりました。ユマニチュード技法は、介護や医療に特化したものではなく、人と人との絆を深める大切な技法であることを改めて学ぶ良い機会となりました。

　今後、このユマニチュード技法を地域の皆様や介護に携わられているご家族の皆様にもお伝えしていきたいと考えております。

　お忙しい中、ミーティングを開催して頂きましたイヴ・ジネスト先生、本田美和子先生、インストラクターの皆様、本当にありがとうございました。

※HUMANITUDEおよびユマニチュードの名称およびそのロゴは、 日本およびその他の国における仏国SAS Humanitude社の商標または登録商標です。