5月22日(水) 日本車椅子シーティング財団代表理事で当会シーティングアドバイザーの木之瀬 隆先生による研修会を開催しました。
平成会では、2016年よりシーティングの取り組みを始め、今年度も年間を通して様々なシーティング研修を予定しています。
今回の研修会は、新入職員や研修未受講者へ向けた基礎研修となります。
「座る姿勢の大切さがわかる」「椅子や車椅子の適正がわかる」「シーティングがわかる」
ケアスタッフとして必要な「座る」の全てを勉強しました。
座学に加えて、不適合座位の経験として研修前半は、不適合車いすに座って体感していただきます。
前半が終了したところでインタビューを行うと、「お尻が痛い」「ふとももが痛い」「足がしびれる」などなど、たくさんの辛い意見が出されました。
不適合な椅子や車いすに座ることで様々な弊害があることに気づきました。

休憩中、15台ほど車いす調整を行います。(時間もあまりないため簡易適合としています)

後半は、適合した車いすに座って頂きます。
最後のインタビューでは、前半とは違い、快適に座れたとの意見が聞かれました。
基本的な学びもそうですが、実体験することで吸収することも多くあります。
今日は学び多き研修会となりました。今回の研修を機にさらに適切なケアを推進していきます。

明日は、事業所へ伺い実地研修を予定しています。