研修センターレポート

シーティング研修「実地研修」を行いました

シーティング研修「実地研修」を行いました

シーティング研修会2日目となります。講師は日本車椅子シーティング財団代表理事で当会シーティングアドバイザーの木之瀬 隆先生です。
本日は、実地研修となります。木之瀬先生には、昨年も当会のすべての事業所で実地研修を行っていただきました。今年度も年間を通して各事業所でご指導をお願いしています。
実地研修施設は【介護老人保健施設わかな】と【介護老人福祉施設福寿苑】となります。
各事業所課題は様々ですが、多くは個別ケースについてアドバイスをいただきます。
利用者様の困りごとを改善する為、シーティングアセスメントを用いて考えていきます。
福寿苑では、車いす上の座位評価を行いました。

アセスメントシートを基に、利用者様から直接困りごとを聞き取ります。

アセスメントに基づき調整を行います。

状況の確認 状況の確認
背張り調整中の様子 背張り調整中の様子

調整だけではなく、アドバイスもいただきました。(頂いたアドバイスの一部抜粋)
・車いすのそれぞれの性質を見極めながら、その方に適した車椅子を使用することが望ましい。クッションも同様。
・何故、車椅子上での体動が激しいのか、痛みを伴うのはどこなのかを考え続けて、痛みの部分を一つずつ排除していくことで、快適な座位姿勢が保てる。
・車いす上で、ご本人の身体にどうしても触れてしまう金具部分には、クッション材を巻くなどして、本人の身体の痛みの軽減をはかってあげると良い。
・チルドリクライニング車椅子のチルドを有効活用し休息姿勢と活動姿勢をしっかりと分けてもらえると良い。

福寿苑では、各ユニットで床走行式リフトを導入しています。
今回はその様子をご覧いただきました。

床走行式リフト使用時の様子 床走行式リフト使用時の様子

木之瀬先生から「リフトが上手に活用出来ていてとても良い」との言葉をいただきました。

慣れ親しんだ環境の中で気づかないことが多々あります。
先生に現場を見ていただき、直接アドバイスを頂くことで「気づく力」の改善につながっています。

今後も継続的に研修に取り組んでいきます。

木之瀬先生2日間にわたりご指導いただきありがとうございました。

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